三浪リーマンの人生とサブカルとライフスタイルブログ

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読書の意義について

 

読書の意義となると、作者の体験を疑似体験できるとか、自分の知らない業界についてを知ることができるとか、新しい価値観を得ることができるとか、そういった類のことになると思います。読書は良いことだらけです。書籍の値段は安いし、自己投資としてはかなりコスパに優れていると思います。私は恥ずかしながら、30代になるまではほとんど読書をしてこなかったのです。

 

読書をするキッカケになった本はたしか「宝くじで一億円あたった人の末路」とかいう新書だったと思います。暇つぶしに何げなく書店で手に取ったのか、新聞の書評で面白そうな印象を受けたのか、定かではありません。多分その本に書かれていたと思いますが、その本を読んで私はマイホーム派から賃貸派に転向したのでした。もちろんマイホームにはメリットもありますし、賃貸にもデメリットもあります。ただ、その本を読むまでは私は完全なマイホーム購入思想に洗脳されておりました。社会人になったらマイホームを購入するの当たり前だし、住宅ローンで借金するの当たり前だし、マイホームをもって初めて一人前である。そんな思想に洗脳されていた私は、かなりの衝撃を受けたのです。あ、別に一生賃貸でもいいんだ。借金してマイホーム買わなくてもいいんだと。

 

このように、一冊の本が、洗脳から私を解放してくれたのです。この本を読んでいなかったら私は今頃何千万円という住宅ローンを抱えていたかもしれません。今考えるとこの本の影響は大きいなと。ここから、読書したほうが人生得なのではないかと考えるようになりました。人の知らない情報を知ることができたり、新しい価値観に出会える、読書をしないのは人生の損失だと考えるようになったのです。

 

そこから2年間ほどかなり乱読した記憶があります。とにかく知らない情報が知りたい、そして新しい価値観を知りたい、この世界の真理的なものが知りたい、それを知っていく行為が面白かったんですね。小説みたいな物は読まなかったのですが、きっと小説にもそういったニーズに応えてくれる作品もあるのではないかと思うのです。私は出会うことができておりませんが。小説仕立ての自己啓発本みたいなものはありますよね。

 

3年目くらいから、頭打ちになりました。いくら本を読んでもこれまでのように衝撃を受けるような事は書いていなくて、どの本を読んでもどこかで読んだことがある、既読感とでもいうのでしょうか。そんな感情を覚えるのでした。本が自分に与える影響が少なくなったのです。やはりある程度、読書をすると新たにヒットする確率は減りますね。序盤は読むもの全てが新しく影響を受けていたのですが。

 

世界が自分に隠していたもの、もしくは隠されていたものが見えたことによって、かなり世界や人生の見え方が変わってきたのは事実です。今は読書してもそれほど影響を受けなくなってきたので、自分の中でなにか確立されたものができたのかもしれません。