仕事できるかどうかだけで人の価値や幸せは決まらない。
とにかく成功しなきゃいけないという謎のプレッシャー、謎の威圧感。普通ではダメか?年収何千万円も稼がないとダメなのか?人々に認められて、称賛される、そんな人生じゃなくてもいいんじゃないですかねえ。
一流企業に就職して、MBA取得して、留学して、同期の中では出世頭、仕事ができるやつと周囲から尊敬されなきゃなりませんかねえ。
そういう雰囲気を感じているのは自分だけですかね。そんな風潮というか価値観はなんかツライ。仕事での成功はもういいや。
仕事があって、食事と住むところに困らなくて、家族と一緒に暮らせる。これで十分すぎるほど幸せなはずなのに。なぜか、それ以上のものを求めてしまうのですね。
とりあえず、仕事に成功を求めることはやめた。自分にはビジネスマンとして成功する才能はそこまでないし、今はそこまでは求めていない。社会に出たばっかりのころは、とにかく成功しなきゃダメだ!失敗しちゃダメだ!という不安が強かった気がします。今は飯と住むところに困らなければいい。もちろん仕事は一生懸命やります。でも、仕事のために、休日や健康を犠牲にしたり、時間を投資するのは嫌なのです。ゴルフと飲み会を回避しても、いいのではないでしょうか。その変わりと家族や友人とともに過ごし時間を増やすべきだし。もちろん一人の時間を増やすのも大変有意義でしょう。
ビジネス書コーナー行くと、やたらと成功あおっている本が目につきます。そういうの面白いんだけど、読み過ぎると洗脳されて、頭がおかしゅうなります。読後は自分も成功者にならねば!と思うんですけど、実際は普通の会社員を脱出できない自分との、埋められない差に苦しむことになるのでは?
ビジネスの成功者を目指したい人は目指せばいいと思います、だからといって普通の会社員として「飯と住むところに困らない生活もよし!」とする価値観もまた否定されるべきものでもないのかと。一生フェラーリと都会のタワマンの最上階は手に入らないかもしれないけど、家族と一緒に週末に地方の映画館に行ってファミレスで外食する生活も幸せだと思うんですよ。後者が敗北だとは思わないですけどね。
台風被害のニュースを見てください。電気と水道が使えて、自宅で寝食できるのがいかに幸せか。ほんと災害や事件事故は少ないほうがいいです。キレイごとかもしれませんが、ニュースを見るたびに悲しい気持ちになります。普通の日々はめちゃめちゃ幸せですよ。仕事で成功できなくてもね。
人の評価は仕事ができるかできないかだけで、評価されるべきではないと思うのですよ。仕事できなくても、他人に優しい人は好きだし、尊敬できますし。仕事ができなくても、話がめちゃめちゃ面白い人や明るいひともいるだろうし。仕事ができなくても、料理とか家事が上手な人もいるでしょうしね。仕事だけで人を評価しちゃいけませんね。